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「言葉とジェスチャー、動作の間の相互作用における神経学的知見」

動物とヒトの間の大きな一概としてヒトは表現媒体を数多く持っているということがあるのではないかと思います。

これは例えば「楽しい」という感情一つでもヒトは「タノシイ」という鳴き声で示すこともできますし、マチスの絵のように輪になって踊ってそれを示すことができるかもしれないし、傍らから増えを取り出して楽しそうなメロディを吹くことでそれを示すことができるかもしれない。

こんな風にヒトは表現媒体を多く持っているのですが、この言葉と運動というのはやはり密接なつながりがあるそうです。

今日取り上げる論文は言葉と運動の関係についての研究を振り返ったものですが、ことばを理解したり話したりするときに脳の中の運動に関わる部分が活動する事例を数多く挙げ、言葉というのは本質的に運動と密接に関連した何かではないかということが述べられています。

 

ポイント

言葉と動作というのは話しながらのジェスチャーに見られるように密接な関係があると考えられている。

本稿では言葉と動作のつながりについての過去の神経科学的研究を振り返る。

具体的には発話音や運動に関連した言葉、手話やジェスチャーを伴う談話で運動関連領域の活動が変化することを示した研究を取り上げる。

参考URL :
Neural evidence for the interplay between language, gesture, and action: a review.

 

補足コメント

今、意味とか概念ってなんだろうという雲をつかむようなことを考えているのだけれども

ヒトが何かの意味を理解するときには、やはりそういう理解は身体がベースになっていて、言葉の裏側にはどうしても身体感覚がのりしろのようにひっついているんじゃないか、そんなふうに思うのだけれども、

またいろいろ考えてみたいと思います(-_-;)

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