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小脳の文献からこの文献に当たったのですが、

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量が普通の文献の何倍もあるのと、中身が濃いのと、はっきりとは分からないのですが、なんだかすごい大事な事をいっているような気がするので4、5回に分けてこの文献を紹介していきたいと思います。

人の認知がどのようになされるのかの枠組みを提示した論文であり、途中、科学と言うよりは抽象的な議論がなされるところも多いのですが、興味の有る方は見ていただけたらと思います。

今日はイントロ部分の紹介ですが、このイントロ部分では過去数十年の間支配的だった認知的な表象は、具体的な内容を持たない、非感覚的、非身体的で、記号的なものであるという考え方とその考え方の問題点について述べ、その後、知覚システムは単に外界の情報を拾うだけではなく、それ自体情報を構成するシステムであるという考え方が述べられています。

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【要旨】

「過去数十年の間、知覚と認知は異なるものとされて研究されてきた。知覚と認知は脳の中で独立した異なるモジュールであり、知覚が外界の情報を拾い、それを脳の中のしかるべき場所へ送り、認知がなされ、言葉、記憶、試行というものが成り立つと考えられてきたが、この考え方は基本的に間違ったものである。むしろ知覚と認知は同じ神経基盤を持ったものであると私は考える。今まで考えられてきたこの誤った考え方の基盤に認知的な表象は非知覚的であるというものであるが、わたしはこれをamodal(非感覚的)と名付ける。」

参考URL:
Perceptual symbol systems.

 

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