「言葉とジェスチャーと脳の発達」
自分の子供が託児所にいって初めて覚えたのがぞうさんのお遊戯でした。
「ぞ~うさん、ぞーうさん♪」の歌に合わせて右腕をぞうさんの鼻に見立ててブラブラさせるというものでしたが、こういったモノマネ、お遊戯というのは言葉の発達と関係があるのでしょうか。
今日取り上げる論文は言葉とジェスチャーの関係について脳科学的・発達心理学的に調べた研究をまとめたものです。
結論を述べると言葉脳とジェスチャー脳があるというよりは、この2つは親戚同士のような関係になっており、むしろ理解脳と表現脳の2つがあってそれが違うかたちで働いているのではないかということが述べられています。
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ポイント
言語というものは孤立して発達するような能力なのだろうか。果たして言語に特化したような専門の組織があるのだろうか。
それとも言語というのは普遍的な神経システムに支えられたものなのだろうか。
本稿では過去に行われた子供を対象にした研究や成人を対象にした研究から言語とジェスチャーの近縁性と相違性について説明を行い、今後の研究に道筋を示す。
参考URL :Language, gesture, and the developing brain.
補足コメント
言葉と身振り手振りというのは同時発達的に進行するそうで
こどもが託児所にいっていろんなお遊戯を持って帰ってきては、あらためてお遊戯というのはジェスチャーの宝庫だなと思ったのですが
発達的なことを考えてもお遊戯というのはそれなりの意味があったのかなと思いました。
しかし思い返せば保育所のお遊戯はいつも苦手で楽しい思い出がなく、
言葉が出るのも遅くて大分親も心配したみたいで
そんな心配を裏切ることなく、その後30年位は大変だったのですが(-_-;)
今は大学院の勉強も楽しくやっててやっぱり人生は良いものだなと思います(^_^;)