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「ジェスチャーと言葉はどのようにして結びついているのか?」

イタリア人やスペイン人ほどでなくても、ヒトは多かれ少なかれ手振り身振りを交えながら話をするということがあるのではないかと思います。

しかしながらこの身振り手振り、つまりジェスチャーと言葉の関係というのはどんなふうになっているのでしょうか。

今日取り上げる論文はこの2つの関係について様々な実験から考察を行ったものです。

結論を述べると脳の中にはジェスチャーと言語の両方を処理するような「ことば脳」のようなところがあり、これが目に入ったり頭のなかに浮かんだイメージの一括処理をしているのではないかということが述べられています。

これを端的に図示すると

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↓         ↓
ことば脳
アナログ処理   デジタル処理
(ジェスチャー)  (言語)
↓         ↓
大きく手を広げる  「大きい!」と発語

というような仕組みになっているのではないかということが述べられています。

こういったことから話しながら手がついてきたり、話がヒートアップすると身振り手振りも大きくなるということがおきるのかなあと思いました。

ポイント

経頭蓋刺激や神経画像による研究によってブローカ野が言葉とジェスチャーの相互作用に重要であることが示されている。

本研究では3つの実験を通してこの言葉とジェスチャーの関係について考察を行う。

それぞれの実験の結果から発語(例;こんにちは)とジェスチャー(例;手を振る)を共に行った場合、それぞれを単独で行った場合と比べてジェスチャーは弱められ発語は強められることが示された。

参考URL :How symbolic gestures and words interact with each other.

 

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補足コメント

どこぞの大学やどこぞの部活動に恨みつらみがあるわけではないのだけれども(´・ω・`)

時になんでまたこんな不思議な星に生まれついたんだろうと思うことがあります(-_-;)

単に私に詩心が足りないだけかもしれませんが(-_-;)

不思議さんから見たこの世界はあまりに不思議に満ち溢れています(-_-;)

それはさておき、今日の論文の結果は仮説であり、実際は脳の中を画像化してどうこうというのではないといういこと、そしてこの「ことば脳」というのはブローカ野であることを付け足しておきます。

もう一つですが、今ひとつ読み取れなかったので断言はできないのですが上記の図はおそらくはこんなかんじになっているのではないかと思っていて

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↓         ↓
ことば脳
アナログ処理  → デジタル処理
(ジェスチャー)  (言語)
↓         ↓
大きく手を広げる  「大きい!」と発語

つまりアナログ処理の方からデジタル処理にブーストをかけるような流れがあって、こんなことからジェスチャーを交えながら話すと話し言葉がヒートアップするというようなことがあるのかなあと思いました。

ブローカ野というのはアナログ→デジタル自動変換機能がついたデバイスなのかなと思いました(´・ω・`)

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