
脳を構成する7大ネットワークとは?
脳というのは様々なネットワークからなるものらしいのです。
ミラー・ニューロンネットワークやらデフォルトモードネットワーク、背側注意ネットワークなどなどいろんなものがあり、時に頭を悩ませますが、このネットワークをどこで区切るかも人によって様々で統一された見解というのはないようです。
今日取り上げる論文は約1000人を対象にした大規模なデータから脳の基本になる7つのネットワークを抽出した論文の二次文献になります。
これによるとこの7つのネットワークとは
背側注意ネットワーク(緑色):トップダウン的注意
腹側注意ネットワーク(薄紫色):ボトムアップ的注意
感覚運動ネットワーク(水色):感覚および運動に関わる
辺縁系ネットワーク(ベージュ色):情動情報の処理に関わる
デフォルトモードネットワーク(ピンク色):安静時の脳活動に関わる
視覚ネットワーク(濃紺色):視覚処理に関わる
前頭頭頂ネットワーク(オレンジ色):認知的努力を要する課題の遂行に関わる
となっています。
更に細かくは17のネットワークに分けられるそうですが、この各々のネットワークの相互作用の中から脳の様々な活動が惹起してくるということが述べられています。
参考URL:Large-Scale Brain Networks and Functional Connectivity