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音の理解とミラーニューロン

ミラーニューロンというのは何かをしている時も、その動作を見ている時も共に活動するような神経細胞のことを言うそうですが、見ているだけではなく、その音を聞いている時も活動するミラーニューロンもあるそうです。

これは例えば紙を引き裂く時も、引き裂くのを見ている時も、また引き裂いているビリビリという音を聞いている時も活動するような神経細胞になります。

サルのブローカ野に相同する部位にこのような神経細胞があることから、このような神経細胞がヒトの言語獲得に関係しているのではないかということが述べられています。
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要旨

「何らかの動作というのは、その動作から生じる音によって認識されることが多い。今回我々はサルの運動前野で何かの動作をしている時と、その動作と関係する音を聞いている時の両方に反応する神経細胞があることを発見した。またこれらの神経細胞の多くはその動作を見ているときにも活動することが認められた。これらの聴覚-視覚ミラーニューロンは聴覚、視覚、運動のいずれに個別に反応していた。このサルにおけるブローカ野の相同部位での発見は言語の起源について解決の糸口を与えるものである。この聴覚-視覚ニューロンがその動作が示す抽象的な内容をコードして、その内容をヒトの言語に見られるような聴覚情報として利用することが考えられた。」

参考URL:Hearing sounds, understanding actions: action representation in mirror neurons.
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